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【おススメ本の感想】『口ぐせで人生は決まる』中島輝(著)

\すぐ役立つ第2章なら1日10ページ、5日間で読めます/

直したくても、つい口にしてしまう。自分の口癖で嫌な思いをしたことはありませんか?

しかし口癖そのものは、決してネガティブなものではありません。

正しく口癖を使うことで、少しずつ気持ちに余裕が生まれます。

ただし、ここで勘違いしてほしくないのは、「ポジティブを目指す!」ということではありません。

キーワードは「口癖と自己肯定感」。

これまでにも「自己肯定感」については様々な書籍がありますが、本書では「口癖」に焦点を当てた内容となっています。

具体的な状況を用いて解説されており、著者が伝えたい本質を理解しやすい構成です。

読んですぐに実践。少しずつご自身の生き方が豊かに変わっていくことを実感できれば幸いです。

あらすじ

全5章で構成されております。

ざっくり一言で表すなら、以下の通りとなります。

  • 第1~3章 すぐに実践!(具体的な手順を解説)
  • 第4~5章 じっくり勉強(理論的に解説)
当ラボの研究員
当ラボの研究員

すぐ役立つ方法を知りたい人は第2章だけでも読んでみて!

以下、各章の概要です。

第1章 こころの免疫力を取り戻そう

みなさんは、「自己肯定感が高い人とは、明るくアクティブな性格の人」だと思っていませんか?

実は違います。本章では、自己肯定感についてよくある誤解を解説しつつ、基本的な考えを説明しています。

その上で、口癖が自己肯定感へどのような影響を与えるのか。そのメカニズムに迫っています。

第2章 言葉の食習慣を変える

普段、使っている口癖。あまり良くない口癖を使っていませんか?

自分の口癖に気づき、良い口癖へ変えていく。その具体的な手順を述べています。

第3章 「安心感」という血液をめぐらせる

自己肯定感を高めるための基本は「安心感」をコントロールできること。

安心感についての解説や、具体的なコントロール方法が述べられています。

第4章 自己肯定感のメカニズム

自己肯定感を構成する6つの要素について解説されています。

  1. 自尊感情
  2. 自己受容感
  3. 自己効力感
  4. 自己信頼感
  5. 自己決定感
  6. 自己有用感

第5章 こころの免疫力は波及する

自己肯定感をどのように応用するか。例えば、職場でのリーダーシップ、または家庭での子育てなど、具体的事例を交えて解説されています。

また、自己肯定感を高めた先の最終目標、「どうあるべきか」について筆者の考えが述べられており、まとめとなっています。

本を選んだ理由

  • 口癖の影響を体系的にまとめられた情報を知りたかった。
  • 口癖の正しい使い方を知りたかった。

心に響いた内容

ネガティブな感情も時には吐き出して捨てよう

ネガティブな感情を否定するのではなく、受け入れて、そこから素早く回復できる方法を知っている。それこそが自己肯定感が高いアクションだと言えます。

本書に沿って口癖を実践していこうとすると、ついつい悪い口癖は言わない方がいいと心がけるようになります。が、著者はあえて上述の発信も行っています。

人間は完璧ではないので、どんなに自己肯定感が高い人でもネガティブな気持ちを持つ瞬間はいくらでもあります。そんな気持ちにフタするのではなく、口に出すことで心の換気をし、リセットすることの大切さを説いています。

当ラボの研究員
当ラボの研究員

ネガティブと上手に付き合うこと。慣れるまでは難しい・・・

「知っている」 不安のコントロール

そこで、自分の苦手分野を認めて、そういう自分を「知ってる」と宣言する。

そうすると、すべてが「知っていること」、つまり「自分でコントロールできること」になり、不安や緊張が吹き飛んでいくのです。

著者がアドバイスしているフィギュアスケート選手のエピソードです。

いつも大会でジャンプを失敗。

著者がアドバイスします。

『「私はジャンプが苦手って知ってる」、「私は大会で転ぶと知ってる」と唱えてください』

すると成功率が劇的に上がりました。

いつもなら漠然と抱いていた「また転ぶかもしれない・・・」という強い不安を打ち消し、「知っている」という言葉に置き換えることで不安をコントロールすることに成功した事例です。

当ラボの研究員
当ラボの研究員

ネガティブを受け入れることで、プレーに気持ちを向ける良い例

本書への想い

本書を読む前は、口癖とは必ず相手がいて成り立つものだという固定観念にとらわれていました。インターネットやSNSでの意見でも、口癖を言う側と、口癖を言われる側の意見が存在しています。両者における中で、口癖と心理/性格や、口癖と行動がどのような関係にあるのかを考えていました。

口癖を自分自身へ使うことの手法は、新しい視点でした。自分自身への口癖なら誰にも影響を及ぼさないし、気にすることも無いので非常に気が楽です。

\知らなくてもいい。でも、知っていると少し気持ちが楽になる/

まとめ

この本は各項目に具体例を豊富に記載しています。そのため著者の伝えたい本質が非常に理解しやすい構成となっています。

ここでは取り上げませんでしたが、本書の後半では自己肯定感について詳しく解説。前半で口癖の具体的な使い方を学習したあと、後半に記載されている自己肯定感についての知識を深めることで、より口癖の奥深さを知ることができます。

口癖で自分を変える。お金も時間も必要としないので、気が向いたときに実行するだけ。

非常におススメの1冊となっております。

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