「〇〇みたいな感じ」「なんか、こう、ふわっとした感じみたいな…」と、普段の会話で無意識に「みたいな」という口癖を使っていませんか?
この口癖には、話し手の心理や性格が反映されていることがあります。
なぜ「みたいな」をよく使ってしまうのか、その心理的背景や、必要に応じて改善する方法について解説します。
「みたいな」という口癖の特徴
曖昧な表現として使われる
「みたいな」は、本来「〜のような」という比喩表現ですが、口癖として使われる場合、意味が曖昧になることが多いです。例えば、「楽しいみたいな」「すごいみたいな感じで」など、言葉をぼかす役割を果たします。
言葉を和らげる効果がある
断定を避けたいときや、強い表現を避けたいときに「みたいな」を入れることで、発言が柔らかくなります。「これってちょっと失礼かもみたいな…」というように、直接的な表現を避けるために使うケースが多いです。
無意識に多用される
「みたいな」は、話し方のクセとして無意識に使われることが多いです。特に会話の中で考えながら話すときに、言葉をつなぐための「フィラー(つなぎ言葉)」として使われることがあります。
「みたいな」をよく使う人の心理
① 自信がない・発言に確信を持てない
「〇〇みたいな感じ」という言い方をすることで、発言の責任を軽くすることができます。これは、「間違っていたらどうしよう」「強く言い切るのはちょっと…」という心理の表れです。
② 相手に共感してほしい
「みたいな」という表現を使うことで、相手に理解を促す効果があります。「〇〇みたいな気持ちになるよね?」といった表現は、共感を求める心理が反映されています。
③ 言葉を選びながら話している
「みたいな」を挟むことで、次に続く言葉を考える時間を作ることができます。特に、即答を求められる場面や、説明が難しいと感じるときに、無意識に使う傾向があります。
④ 柔らかい印象を持たせたい
「〇〇と言えるかもしれないみたいな」といった言い方は、断定を避け、相手に柔らかい印象を与えるために使われます。特に、対人関係で慎重なタイプの人が好んで使うことがあります。
「みたいな」という口癖を直す方法
① 自分の発言を意識する
まずは、自分がどれくらい「みたいな」を使っているのか意識してみましょう。会話を録音してみたり、友人に指摘してもらうことで、自分の話し方のクセに気づくことができます。
② 具体的な表現に言い換える
「みたいな」を使わずに表現できる言葉を考えてみましょう。例えば、「楽しいみたいな」→「楽しい」「ワクワクする」、「すごいみたいな感じで」→「圧倒されるような」など、具体的な言葉を意識すると、話が明確になります。
③ 話す前に考える時間を作る
「みたいな」を使う理由の一つは、言葉を選ぶ時間を確保するためです。そのため、話す前に少し考える習慣をつけると、無駄なフィラーを減らすことができます。
④ 自信を持って話す
「みたいな」を多用する背景には、自信のなさが関係していることが多いです。自分の意見や考えをしっかり持ち、断定的に話すことを意識すると、口癖が減っていきます。
エピソード
「みたいな」が止まらない!ある会議での出来事
ある日、Aさん(28歳・会社員)は社内のプレゼン会議で、自分の企画を発表することになりました。事前にしっかり準備をしたつもりでしたが、上司や同僚が注目する中で話し始めると、なぜか自分の言葉に自信が持てず、つい「みたいな」を多用してしまいました。
「この新しいサービスは、より多くのユーザーにリーチできるみたいな…形になってまして…で、利便性がすごく高いみたいな感じなんです」
気づけば、自分でも何を言っているのかわからなくなり、上司の表情も微妙。最後には、「つまり、どういうこと?」と鋭いツッコミが入り、Aさんは赤面しました。
会議後、同僚に指摘されて初めて、自分の話し方に「みたいな」が異常に多いことに気づきました。「無意識だったけど、確かに自信がないときに多用しちゃうのかも…」とAさんは反省。そこから、より具体的な表現を意識し、言葉を明確に伝える努力を始めたそうです。
このエピソードのように、「みたいな」は無意識に使ってしまうことが多いですが、大事な場面では相手に伝わりづらくなる原因にもなります。自分の話し方を振り返ることで、より分かりやすく説得力のある話し方ができるようになるかもしれませんね。
まとめ
「みたいな」という口癖には、話し手の心理が隠されています。
自信のなさや共感を求める気持ち、言葉を選びながら話す癖など、さまざまな理由で無意識に使われることが多いです。
必要に応じて改善するには、自分の話し方を意識し、具体的な表現を増やすことが大切です。
自分の言葉に自信を持ち、明確に伝える力を身につけることで、より説得力のある話し方ができるようになるでしょう。
コメント
私は単純に「~みたいな」という表現を連発する人の話が、「~みたいな」に気を取られてしまい全くと言っていいほど入ってきません いつの間にか「~みたいな」の回数を数えたりしています そして最終的には今話しているのは「山田さん(仮名)」ではなくて、「山田さんみたいな人」だと思ってしまいます 正確なことはわかりませんが、「みたいな」というのは本来体言に用いるもので、用言には用いるものではないと聞いたことがあります であれば、「山田さんみたいな人」は本来的に正しい表現になります 実際「山田さんみたいな人」と言われても何とも思いません 気になるのは「商品券をあげるみたいな」のような表現であって、多分なぜ「商品券をあげる」ではいけないのかという気持ちがあるんだと思います ただ「~みたいな」を連発する人は少なからず存在するので、どうしたら聞き流せるかが私にとって喫緊の課題となっております
コメントをいただき、ありがとうございます。
「みたいな」という表現が多用されると、話の内容に集中しづらくなるという点、大変共感いたします。
私自身、特定の話し方に意識が向いてしまい、本来の趣旨が入ってこなかった経験があります。「みたいな」の回数を数えてしまうというお話も、非常によく理解できます。
また、文法的な観点からのご指摘も興味深いです。「商品券をあげるみたいな」という表現が気になる理由として、「なぜ断定しないのか?」と感じます。
私の記事では「みたいな」を使用する心理について触れましたが、聞き手側がどのように受け流すかという点も重要な視点であると改めて感じました。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。